“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

内なる国際化から始めよう

だいぶ前から国際化ということが言われていて、企業の海外進出や訪日客の増加と

それに伴う“おもてなし”等が話題になっています。 残念ながら私から見ると本当の

意味での国際化は全く進んでいないのではないかと思います

音頭を取っている政府が発想を切り替える必要があるのではないでしょうか

例えば、ヨーロッパではPicture ID(写真付き身分証明書)を常に携行し、提示を

求められればその場で提示することは常識です。 もし携行していなければ確実に

不法滞在者とみなされてしまいます。 また、アメリカでは国内線であっても飛行機

の搭乗手続きでPicture IDの提示が求められます。 もっと身近な例では、

ボストンレッドソックスの本拠地フェンウェイパークでスタンドを回る売り子から

ビールを買おうとすると必ずPicture IDの提示が求められ、持っていないとビールを

売ってくれません。 ボストンのあるマサチューセッツ州は飲酒年齢が21歳で、

ボストンの近くは学生が多いため比較的飲酒年齢が厳しく適用されていますので、

白髪頭の70歳の老人でも必ず提示を求められます。

これについては知人に聞いたところ、若く見える人にだけIDの提示を求めると揉め事

になることがあるので、一律、全員にIDの提示を求めるのだそうです

日本ではPicture IDというとパスポートか運転免許証がほとんどで、しかも提示を

求められるのは官公庁や金融機関で重要な取引をする場合のみです。また写真付き

クレジットカードの普及率も高くありません。 しかし、上に書いた例のように海外に

出るといたるところでIDの提示が求められます。日本から旅行しているような場合、

パスポートでも良いのですが盗難等の危険があるし、国によってはパスポートの

信頼性はクレジットカードよりも低いことも多くあります

このような状況を知っていれば、日本の運転免許証やこれから発行される

マイナンバーカードに英語表記をつけてもらえると十分にIDの代わりになります 

写真とともに重要な情報である生年月日も“昭和、平成”では国際的に全く通用

しません。 ある時レンタカーを借りるのに日本の免許証を提示したら、免許証だ

という認識はしてもらえたのですが、生年月日欄を示したら“???”となって、

結局使えませんでした

内なる国際化とはこのように海外での常識を国内で生活していても身につける

ことから始まるのではないでしょうか

日本の常識は世界の非常識ということは多々あります