“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

企業はどうしてコーチを雇わないのか

企業はコンサルタントと契約することはあってもコーチと契約を締結することは稀です

例えば、新商品の開発が予定通りに行かない、売り上げが伸びないといった課題

に対してコンサルタントと契約することはあります。 この場合にコンサルタントに

期待することは何でしょうか? 課題は明らかになっているので求めることは

How to です。 しかし、多くの場合ある程度の成果はあるものの、提案通りに

実行できないために満足した結果が表れないことが多いのではないでしょうか

つまり、求めていることは実践です。

一方、業績の向上のためには何をすれば良いのか明確な指針ができていないような

場合もあります。 売り上げを伸ばすのか、コストを削減するのか、それとも他の

方法があるのか迷っているような場合はコンサルタントの出番です

このように考えると、企業の抱える課題はどうやって実践し、また行動を身につける

のかという場面が多いことがわかります。 経営者は方向性を打ち出しているのに

メンバーがその通りに実行できないために目標が達成できないということです

前回のラグビーの例でいえば、身体の大きな選手を集めるのか、それとも運動

能力の高い選手に必要な技術を身につけるのかという選択肢です。 すでにいる

選手を入れ替えるのは困難ですから、必要な技術をどのようにして身につける

のかが現実的な課題であり、また結果が出ないことが多いのです。 これまでの

日本チームもそんな状況だったのではないでしょうか。 しかし今回は責任ある

コーチを採用したために見事な結果が出たということでしょう

基本方針は組織が主体的に決めるべきですからコンサルタントの入り込む余地

は少なくなります。 かなり初期の段階ではコンサルタントの経験や知識、そして

分析能力が求められることもありますが、一度方針が決定すればそれぞれの役割

に応じた実践能力を身につけるためのコーチが必要です

スクラムのコーチ、タックルのコーチといった感じになります

企業の体質強化などでも同様で多くの企業で必要なことは専門的なコーチを

配置して実践力を高めることが重要です