“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

仕事を半分にすると世の中が違って見える

パーキンソンの法則にもあるように仕事は放っておくと無制限に増え、その対処の

ために人が増え、さらに仕事が増えることになります。 アメリカ赴任中に日本からの

赴任者は当初単なる担当者だったのに3代目には部長になるという笑い話が

語られたものです。 日本企業の海外赴任者は一般的に3、4年で交代します

実務的な担当者の後任はすぐに仕事ができるようにとの要請から現赴任者より

経験豊富な人が求められます。 語学のハンデ、環境への慣れ等を考慮すると

現赴任者が3年かけて築いた経験値を3ヶ月程度の短期間で引き継がなければ

ならないからです。 3ヶ月も長い方で時として2週間ほどの引き継ぎということも

あります。 しかし後任者は1年もすると環境にも慣れ、もともと実力はあるわけ

ですから仕事の幅を拡大してゆきます。 そして、次の交代も同じように少し実力の

ある人が赴任することになり、部長クラスになります。さらに悪いことに実務担当者

が必要になり赴任者が一人増えることになって、典型的なパーキンソンの法則が

成立するわけです

これらを防ぐ手段は仕事を半分にすることです 半分であれば上記の例でも

同格の実務担当者で十分な訳ですし、場合によっては半分のさらに半分、

四分の一を現地のスタッフに任せれば士気を高める効果もあり現地化が進むこと

になります

どうやって半分にするかということですが、意外に簡単で単純にリストアップした

自らの仕事の中で優先順位の低い仕事を止めてしまうということです

キーポイントは上司のメッッセージで、仕事を減らしなさいと言わないと実現しません

管理職の仕事は仕事を減らすことと思え!

仕事を減らすアイデアを出し、メンバーに奨励し、背中を押すことで実現します

みんなで仕事をなくそうをスローガンにしてみましょう