“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

タガが緩んでしまった?

最近の新聞事例を見ていると、日本人の行動や思考、規律などが緩んでしまって

いるのではないかと心配になります。 謹厳実直、不言実行、まじめでコツコツ、

念には念を入れてというように派手さはないが確実さの上に築いてきた品質と正直

さを売り物にして世界に誇ってきたのですが最近の事例はそれらが崩れてきている

ように見受けられます

  • JAXAの打ち上げた衛星の姿勢制御の失敗は制御修正プログラムのミス
  • 山手線の乗務員が勤務中に居眠り
  • 三菱重工の豪華客船の完成が1年も遅れ巨額の赤字を計上
  • 東京オリンピックの施設整備費が開催招致時の金額の数倍に
  • 三菱自動車で燃費性能の虚偽申告を10年以上も継続

まさに“タガ”が緩んだ状態です

実は合計特殊出生率の減少と関係があるのではないかと考えています

昔から開発途上国で衛生状態と食料事情が良くなると人口の爆発があるということが

言われていますが、実は人口の急増は環境が改善される前に起きているのです

つまり、将来の生活が良くなるという希望があると、人口が増加するのです

人間は知能が発達しているので、生活環境が良くなると予想されると安心して

子供の数を増やすということのようです。 経済発展に伴い出生率が減少するのは、

ある程度の水準になるとこれ以上の改善が見込めないと判断するからでしょう

一人っ子政策を中止した中国でも既にこの段階に達して政策を変更しても子供の数は

増加しないと見込まれています

さて、最初のテーマに戻ると、日本では高度成長期以降、更なる発展が見通しにくく

なり出生率が下がるとともに気概も失われ、例に挙げたような状態が現われている

と考えられます

“坂の上の雲”の時代ではないですが、高い理想を掲げる社会風土を築くことが

大事です。 “アメリカンドリーム”のような機会平等の環境づくりが求められます