“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

常識に棹差す

長い間同じことをやっているとあたかもそれが正しいことのように思われてしまうことが

あります。 同じように多くの人が良いと言うものは本当に良いものだと思って

しまうことがあります

時代の流れの中でこのような常識が変化することもあります。 “魔女がいた”と言うことも

今ではおとぎ話のようですが、中世の常識では実在していました。 ただし、今漫画に

出てくるような魔女ではなく、異なる宗教や予知能力の高い人、また中世的集団規律から

外れるような人を魔女と呼んだのかもしれません。 厳しい生活環境の中から生まれた

生活の知恵だったのかもしれません

時代が下って冷静に見直してみると、必ずしも正しいことではないことも沢山あるの

で常に見直しの姿勢が大切です

ここで障害になるのことは意外にも常識です

常識にとらわれると時代の流れに取り残されてしまうこともありますし、逆に

“知に働けば角が立つ、情に棹させば流される”と言う言葉があるように常識に

逆らうのは難しいものです

前に新卒の採用を担当していた時に、面接回数を減らしたことがあります。 特に

役員や本部長、部長クラスの面接を減らし実務に携わる課長クラスに実権を委ね

ました。 面接回数や面接人数が増えると常識的な人、つまり平均値の人しか採用

できなくなってしまうからです。 少しでも角がある人(知に働けば)は誰かが

反対する可能性が高く、一人でも反対すると(情に棹させば)不採用になってしま

うからです

身の回りでも、日本郵政の金融事業は実質的に銀行業務であるのに特別扱いを受けて

います。 また農協による独占事業は独禁法の適用を受けていません

いずれも常識になっているので疑問を持たないのですが、冷静に考えるとおかしいですね