“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

AIは万能か?

最近はどこを見てもAIとかビックデータと言うのが流行になっています

ビッグデータを使えば何でもできる、またはAIを使っていますと言えば免罪符の

ようになって商品価値を高めてようにも見えますが、本当でしょうか

いくつかの事例を見て検証をしてみます。 英国のEU離脱、米大統領選挙などでは

事前の予想が大きく外れてしまいました

その1つとして言われているのは、携帯電話の普及にも関わらずこれらの世論調査

では固定電話中心のサンプル抽出に頼っているからということがあります

もう一つ、世論調査ではオリジナルデータにさまざまな加工を加えているという

ことです。 米大統領選挙においては実際に投票に行くかどうかという可能性を

加味して基礎データの修正をしているとのことです。 今回の選挙ではこの修正

過程で大幅な差異が出てしまった、投票に行かないと思っていた層から多くの人が

トランプに投票したと言うことで大きな違いになってしまいました

世の中の大きな流れの変化がある場合にはこのような間違いが起きます

AIとかビックデータ分析といっても過去データーの傾向で判断をしているので、

大量のデータを使っていれも結局はこれまでの流れからは離れません。 人々の

判断基準が大きく変化したときには傾向を正しくとらえることができないことに

なります

ここでの教訓は部屋の中でコンピューターをいかにうまく操作しても、最終的には

人間の感覚に頼る部分は残ると言うことです

最近感じる事ですが、半日後の天気予報が当たらないことがあります

スーパーコンピューターで計算した結果をもとに予報を出していて、部屋の外で空気

の匂いや湿気を肌で感じるような、いわゆる職人芸が減ってきているのではない

でしょうか。 ビジネスの世界、特にマーケティング部門においてはこのような

鋭い感覚というのは今でも必要なことだと思います