“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

働き方改革 その3

日経新聞 51日の経済教室で八代教授からようやく「働き方改革」は「正社員の

見直しだ」という意見が出ました。 小生が前から主張していたこととまったく

同じ論調で、早く世の中がこのような主張に沿って動き始めることを期待します

「働き方改革」という言葉が使われていますが、実際は残業を減らすことに主題が

置かれているようになってしまい、本質的な議論にならないというのは残念な

ことです

使われている単語ではなく、その内容をしっかりと捉えるということが大切で

そうでなければ本当の改革にならないからです

話は少し変わりますが「ドイツ鉄道のビジネスクラス」というのも言葉だけでは

理解できない発想があります

新幹線のグリーン車ではなく、航空機の国際線と一体化したサービスなのです

日本のように新幹線網が発達し、しかも空港が町の中心から離れた場所にある

ような事情を勘案すると非常に効果的なサービスだと思われますが、真似を

しようという議論は起きません

先日もTVで白馬村のスキー場に海外からの客が多く、理由の一つがアクセスの

良さだということで、成田から直行のバスが出ているとのこと

同様に各地の空港から直接新幹線に乗れるようになれば、便利この上なし。発着が

少なく、空港利用税の安い地方空港が路線を誘致し易くなり、利用率が向上します

因みに冒頭のドイツの例では空港内の鉄道駅で飛行機の搭乗手続きと同様の

チェックインをし、通常の列車に増結された専用車両に乗ると、機内と同様に

アテンダントがいて飲み物などのサービスをしてくれます

私が経験した時は、同行の社員はフライトがエコノミークラスだったのでこの

サービスが受けられず一般車両に乗りました。 当初は列車番号が異なっていたので

別の列車と思っていましたが、先の説明のように同一列車にフライトと同じ番号が

振られていた為だとわかりました

日本では国交省の担当が違いますので実現しないでしょうが、日本の誇る新幹線の

便利さと狭い国土に50以上ある使用頻度の低い地方空港の活用という観点から

大胆な見直しがあっても良いと思います