“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

中島春雄さん

中島さんといってもすぐにピンとくる人はほとんどいないでしょうが8月7日に

亡くなるとBBCCNNを初めとして海外メディアはトップニュースの一つとして

報道し、初期のゴジラは重たくて暑かったというようなエピソードも紹介して

いました

日本では死亡記事欄に簡単な紹介があっただけで、特に記事にはなりませんでした

この差は何なのでしょう

改めて紹介しますと、中島さんは初代ゴジラ役としてぬいぐるみの中で演技をした

役者さんです。 高度成長期前のまだ物資の少ない時代にゴムやプラスチックでは

なく何とコンクリート製で重さは100kgもあったそうです

小生はひょんなきっかけで中島さんと一度直接お目にかかったことがあり、暑くて

重く、さらに前が見えないので演技が大変だったという話も聞きましたし、それが

原因で年を取ってからは腰痛に悩まされましたということでした

さて、何故海外メディアが取り上げたかということです

勿論、映画としてのゴジラの人気もあるのでしょうがぬいぐるみを使った特撮が

世界でもほとんどなく、その独創性、そしてその後の映画界に与えた影響の大きさ

に対して敬意を払ったのではないかと思います

新しいことにチャレンジするということに対して海外ではどれだけ敬意を払って

いるかを如実に表しています

GDPは小さくても、物質的な豊かさはまだなくても、アイデアと進取の気性は

いつでもどこでも可能です。 社会が豊かになるに従ってこのような気概が少なく

なってしまうことは残念です

現象面では街を歩く人のスピードでわかります

ロンドンのシティー、ニューヨークのウォール街では皆、早足で歩いています

最近、兜町界隈はあまり行きませんが、どうでしょうか? 早足で歩いているで

しょうか。 丸の内はどうでしょうか? それほど早足で歩いている光景は

見かけません

物事の評価も世界標準で考えないといけないということがよくわかる記事の扱い

でした