“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

中小企業の力

先日、ある中小企業の社葬に参列しました。 少しユニークな構成でまず、

アンサンブルの演奏があり、その後喪主の挨拶、さらに故人のビデオメッセージ

が流れ、最後に献花で終了しました

生前に個人とお話をしたことはなかったのですが、ビデオで流された会社の設立

経緯、そして事業や従業員に対する考え方が素晴らしく感銘を受けました

業界内ではそれなりの地位を築いている企業でしょうが、世の中一般には無名の

企業であっても経営哲学や従業員に対する考え方は素晴らしいものでした

このような企業が多くあれば、日本全体の活性化はもっと早く実現できていたと

思うと同時に教育の大切さを痛切に感じました

中国からの復員に始まり、食べるために起業し、90歳を超えるまで現役で活躍した

経緯と考え方を述べていたのですが、大きな時代の変化の中で自分を見失わず

変化するものと変化しないものを見極め、一つの哲学を確立したことが分かりました

世の中に共通して存在する哲学、『こだわり』という言葉で表現していましたが、

そして人に接する時に大事なもの『誠実さと謙虚さ』を常に持つこと

海外の企業との技術提携も短期的でなく長く信頼関係を築くことで強い絆を保つ

ことができたということでした

自分の言葉で自信を持って語っている姿がとても印象的で、不祥事等で記者会見

する際に誰かが書いた原稿を読むだけの大企業のトップとは雲泥の差があると感じ

ました

中小企業であってもこのような企業に多くの人材が集まり、育ち、発展するような

仕組みと社会全体からの尊敬が集まるような環境が整えば、もっと暮らし易い

世の中になると信じます