“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

日本のバーニー・サンダース出でよ

バーニー・サンダース(76)、ジェレミー・コービン(68)の登場は何が背景に

あったのでしょう。 いずれも当初は泡沫候補、あるいは極端過ぎて党首失格と

言われていたのがもう一歩で民主党の大統領候補に、または労働党の復活を担う

党首として期待を集めるようになりました

社会主義2.0とも呼ばれるように相当にリベラルな主張で特に若者からの支持を

多く集めています

今月は日本でも総選挙が有りますがこのようなリーダーは現れていません

保守とリベラルという新聞のレッテル付けですが、日本のリベラルは保守そのもの

で、何かを守ろう、〇〇改正反対と言ったスローガンで、改革を主張していません

これでは若者は付いて来ません

サンダースやコービンの主張は破壊的な改革を主張し,エスタブリッシュメントに

対するアンチテーゼとしての存在になっています

翻ってみると現在70歳前後の世代は1960年代後半の学生運動最盛期にちょうど学生

だった世代です。 アメリカではベトナム反戦運動に始まるヒッピーの拡がり、

ドイツではバーダーマインホッフの過激な活動、フランスではパリを中心とした

大規模デモ、そして日本では東大闘争から始まり新宿騒乱事件に至る全学連運動の

最盛期でした

各国で対応策は異なりましたが大きな改革のなかったアメリカはその後長い

スタグフレーションを経験し、『レーガン改革』で徹底した市場経済主義を展開

した結果今の状況があります。 サッチャー政権下のイギリスと同じく経済的

には成功したものの社会の格差が広がり不安定になってしまいました

同じく改革のなかった日本は石油ショックとその後のバブル崩壊を経験しました

フランスではド・ゴールが『パルティシパシオン』を唱え30代半ばの文部大臣を

任命し大規模な大学改革を行いました

徹底した市場主義に対するアンチテーゼが『社会主義2.0』であるとすれば

大きな改革をしてこなかった日本で『社会主義国2.0』が出てこないのも当然かも

しれません

また、若者の支持を集められるような魅力的な主張、何かを守るだけという保守

ではなく『何かを作るための改革』という主張がなければ熱狂的な指示は集まらない

でしょう

大学闘争世代の私としては『尖った主張を続けざるを得ない』というところです