“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

日産、スバルの完成検査

無資格検査員が検査した車がなぜリコールになるのか?

部品の安全性や排ガス規制のごまかしといった車の基本性能に関する事項であれば

リコールして修理することは当然だが、完成検査の実施が無資格者であったから

という理由でリコールすることに対しては理解ができない

もちろん、決められていたことを守るのは当然ではあるものの、無資格者による

完成検査の問題の本質は別のところにあるのではないか

本来は車検場に持ち込んで実施すべきことを各社に委託しているのであれば、

管理監督責任は国交省にある

定期的にフォローアップをしていたのであれば30年も40年も継続できる訳が

ないので、各社の問題であるとともに委託した国交省の問題でもあるのに、その点の

説明がないのはどうしたことか、また報道機関もこのような事情を論理立てて記事に

すべきで、騒ぎ立てるだけでは報道機関の役割を果たしているとは考えられず、

単に役所の下請けになっているのではないか

報道によれば、資格取得の条件は各社で異なっており、一律的な基準がないとのこと

もしそうであれば、国交省は何を民間委託しているのだろうか

自動車会社も自社製品の品質維持のために社内基準としての完成検査基準がある筈で

一般的に言えば社内基準は国の基準より厳しい、あるいは最低でも同じ水準に

なっている筈

とすれば、形式的な完成検査とはなんなんだろうか

資格の有無にかかわらず、社内の完成検査基準は維持されるわけで国交省は

事後的に抜き取りや抜き打ちで基準が維持されているかどうかを確認すれば良い

メーカーが部品等を調達するときの品質基準維持の手法と同様であり、資格の有無は

あまり意味がない

ここまで考えると、この問題は国交相の『面子』の問題に矮小化されてしまうのか