あけましておめでとうございます
正月早々ですが、頑張れの意味を込めて〝ひ弱な日本〟に喝!
スパルタを奨励するわけではありませんが、最近の世の中を見ているとどうしても
『ひ弱な日本』という印象がぬぐえません
過去四半世紀に亘って犯罪も交通事故も減少しています
このこと自体は良いことなのですが、活力が失われた結果だとすると単純には
喜べないところがあります
一方でスポーツの世界ではゴルフの松山、スケートの小平や高木が活躍し、
ダルビッシュもアメリカで一回り大きくなりましたし、大谷も身体を作れば第一線で
活躍できるでしょう
また、スポーツの世界ではカタカナ日本選手が増えています。日本国籍に漢字の
名前を要求しなくなってからカタカナのままの選手が目立ち、また活躍している
のは良いことだと感じます
様々な血が混じることで新しい力が生まれることは頼もしい限りですが、ビジネスの
世界でも同じような動きが望まれます
海外企業に買収されて再生される日本企業を見ると新しいアプローチや方針が必要な
ことがよくわかりますし、社員のポテンシャルが低いわけではありません
逆にポテンシャルが高いから、欧米に限らずアジアの企業も日本企業の買収に熱心
なのでしょう
日本企業も秩序に守られたひ弱さから世界に力強く主張できるようになって欲しい
と願ってやみません
エネルギー政策で『原子力は中央集権、再生可能エネルギーは分散型』という話を
聞きました。第三次産業革命で情報が主役になり、中央集権的なアプローチよりも
分散型の方が効率的でイノベーションも早いとのことです
日本の政官、企業は依然として中央集権型で効率の悪さが表面化しています
同時に分散型になるためには個々の企業や個々人の主体性が問われるわけで
『ひ弱な日本』では分散型の社会には対応できません
個の確立と、様々な文化との競合と融合、判断のスピードアップが求められます
教育の役割はますます重要になるのではないでしょうか