Space-Xのロケットは23階建てのビルと同じ
先週、Space-X社の衛星がFalconHeavyというロケットで打ち上げられました
映像で見るとそれほど大きさは感じられませんが、実際には23階建てのビルと
同じ高さ70メートルのロケットに65トンの衛星が載っています
65トンは乗用車50台分です。 溜池の角のコマツ本社の屋上にはブルドーザーが
置かれていましたが、そのブルドーザー10台分以上の重さになります
身近にある23階建ての細長いワンルームマンションのビルがそのまま宇宙へ飛んで
行くと思うと、映像で見る打ち上げ風景とは異なる凄さがあります
現在では、世界で起こる様々な現象がテレビやネットで簡単に見られるようになり
ましたが、大きさとか音とか現場でしか分かたない感覚までは伝わってきません
VR(バーチャルリアリティー)でなんでもできるという風潮もありますが、やはり
実際の肌で感じる現実とは大きな違いがあり、騙されないようにしないといけません
大相撲の初場所を観に行きましたが、土俵から五番目ぐらいまでの升席ですと
力士のぶつかる音や息遣いが聞こえてきてその迫力はテレビでは決して伝わり
ません
まさに耳で音を聞くのではなく、身体で聞くという感じで、最近和太鼓が流行って
いるのもこれと同じ感覚なのでしょう
最近の新聞で入社面接にもAIを活用して、画面に向かってAIと応答するような仕組み
ができているそうですが、どうでしょうか
人と話すことは単に質問に答えるのみでなく、顔の表情や会話の間合い、言外の
微妙なニュアンス等も大変重要な情報ですが、AI相手ではこれらは斟酌されませんし
また話しにくく本来の姿が見えにくくなってしまいます
科学技術が進歩すればするほど、人と機械の棲み分け、何を求めているのかという
本質的なことがますます重要になってきます