“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

女性の社会的進出

政府が音頭を取ることもなく、積極的に進めるべきことだと考えますが、先ずは現状

を認識して行動を起こすべきで、感情論やあるべき論では何も解決しないことを意識

しなければなりません

いろいろなデータがありますが、どれを取っても残念ながら日本は世界の中でも

女性の社会進出が最も遅れているという事実があります

例えば、女性管理職の比率から始まって、女性議員比率、博士号取得者数と軒並み

世界でも下位、場合によっては最下位争いという状況です

ダボス会議で有名な世界経済フォーラムが発表しているGGIを見てみましょう

201711月、「The Global Gender Gap Report 2017」において、各国における

男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap IndexGGI)を発表しま

した。この指数は、経済、教育、政治、保健の4つの分野のデータから作成され、

“0”が完全不平等、“1”が完全平等を意味しています

2017年の日本の順位は、

144か国中114位(2016年は144か国中111位)でした

前回に比べ、経済、教育、保健分野の順位は上昇しましたが、政治分野は順位が

下がりました。これは、主に、閣僚の男女比が昨年のGGIにおける基準値より低下

したことによると考えられます

ちなみにトップ3は北欧3国、フィリピンが10位、仏独が11,12位、米国が49

ロシアが71位、そして中国100位で韓国が118位です

原因は様々でしょうが、ここまで現状が悲惨であると、個人の努力は勿論のこと

うわべのキャンペーンなどでは改善は見込めませんので、大きなうねりを作らな

ければなりません

人間は頭で理解できても感情や習慣によって縛られるので行動は簡単に変わりません

10年とか20年かけて変革を実現する理論と行動目標を地道に努力するしかない

ですが、たびたび指摘しているように社会全体が『目先』に囚われて『百年の計』

を掲げる人がいません

先ほどのGGI上位の国は何らかのクォータ制を導入していますので、やはり自主的に

というのは困難ということで、このような制度の導入が議論されても良いでしょう

消費税の問題にしても、過疎化の問題にしても長期的なビジョンに基づき筋道を

作り皆が納得して、時には短期的な厳しさや不利益を乗り越えなければ、結局

その先には更に大きな障害物が待ち受けることになります

世代間の負担均一化、次世代に負債を負わせないというスローガンはよく聞きますが

本当に今行なわれていることはそうなのでしょうか?

今こそ力を持った『怒れるミドル』が立ち上がらなければ何も変わりません

ミドルよ頑張れ!