プロの活用
プロ活躍の場はスポーツに限らず存在しますが日本ではとても限定的であると同時に
プロの存在を認めないような雰囲気もあります
スポーツの世界でもコーチやトレーナーといった場面ではまだまだ確実に市民権を
得ていないように思えます
この前閉幕した冬季オリンピックでは、メダルを多くとったスケートでは多くの
プロのコーチ、それも外国人コーチの存在感が目立ちました。 外国人コーチが
飛び抜けて良いというより日本人コーチが育っていないといったほうが良いでしょう
顔をビジネスの世界に向けても、『〇〇のプロ』といった肩書きは少数派でもあるし
肩書きとしてもほとんど認知されていません
最近はいわゆる『働き方改革』や『裁量労働制』といったことが話題になっています
がその道のプロが存在しない世界ではこれらも絵に描いた餅になりかねません
どうして日本ではプロが育たないのでしょうか
一つには学校教育の方針が『みんな一緒』という概念だからではないでしょうか
人間は十人十色、個性があります
ですからみんな一緒ということはあり得ないのです
それなのに『出る杭は打たれ』『足りない部分は底上げされ』『平均的かつ均質的』
な人材が大量生産されてしまったのではないでしょうか
日本人は昔から非常に個性的で独創力に富んでいた筈なのにいつの間にかラバー
スタンプのような均一的な人間にモールドされてしまったのではないでしょうか
平安時代に既に女性が源氏物語を書き、日本刀という強くて鋭利な鍛造技術を
はぐくみ、江戸時代に為替や先物相場を確立するほど独自性をもっていたことが
ウソのようです
これからは一人一人がそれぞれのプロの道を開拓し、技術を磨き、個性を発揮する
時代にならなければならないのではないでしょうか
このような結果として『働き方改革』や『裁量労働制』が確立するのです