“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

大学無償化前に必要なこと

先日、20年来通っている床屋に行きました

生まれたときから知っている息子さんが今年高校に入りましたが、必ずしも第一希望

の学校ではありませんでした。

その息子さんが突然猛然と勉強を始めたそうです

理由は訪問して気に入った大学に入るための勉強で、誰からも強制されず、親も

それほど勉強が好きでなかった息子さんが急に勉強を始めたのでびっくりしている

そうです

気に入った学校があるから入りたい、そのためには英語はこれだけ、他の教科も

必要なレベルはこれだけといった目標を自ら立て、アルバイト先で一緒になった

目指す大学の在校生から情報を聞きながら勉強をしているということです

ここには偏差値や進路指導が入り込む余地はありませんし、もともとこのような

動機こそが求められているのです

通常は高校に入った途端に技術系、文化系といった進路指導に基づいて授業内容も

決まり本人の意志よりも偏差値で入れる大学を目指すということになるようです

このようにしてどこでも良いから大学に入るという教育(教育なのかどうかも

疑わしいですが)をしている現状で本当に皆が大学へ、そして学費の無償化が

必要なのでしょうか

先ほどの息子さんの学校では4月から半年も経っていないのに既に相当数の退学者

が出ているそうです。息子さん自体も学校はつまらないと言っているようですし

何か間違っていると思います

全てを偏差値で決め、皆が一つの方向に動くという集団の中で面白さはあるので

しょうか

ショパンやピカソが今、日本で生きていたらおそらく落第生だったでしょうし

落第した後で音楽や絵の道を極めるような機会は生まれなかったでしょう

アメリカで経験したことですが小学校一年で落第し、三年生で元のクラスに戻る

ようなフレキシブルで、単なる点数ではなく、理解度の進捗度合いで判断するような

制度がまずは望まれます

高校生は学校に魅力がないから辞めるのであって、決して頭が悪いから辞めるの

ではないという認識を持てば、現状の課題と解決の方法は必ず見つかります

それは大学への全員入学と無償化ではない筈です

もっと、若者の夢を育てる施策を考えましょう