“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

平成最後の天皇陛下誕生日会見

新聞には全文が掲載されていますが、テレビのニュースでは一部しか放送されて

いませんが、放送されなかった部分に重要なメッセージを感じました

次の3点について、本来ならばニュースで流すべきだと感じましたのでここに紹介

します

1.『沖縄は、先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました

沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは、これからも

変わることはありません』

第二次世界大戦で国内で唯一地上戦が戦わされた沖縄ということに限らず、薩摩に

よる支配、明治政府による琉球併合を含めて、長い苦難の歴史、耐え続けた犠牲、と

いう言葉になっているようです

2.『我が国の戦後の平和と繁栄が、このような多くの犠牲と国民のたゆみない努力

によって築かれたものであることを忘れず、戦後生まれの人々にもこのことを正しく

伝えていくことが大切であると思ってきました』

歴史教育を含め、近代史をないがしろにする風潮、そこからくる無知、誤解に対し

心配するとともに、事実に基づかない議論に警鐘を鳴らしていると感じます

生物学の学者としての矜持が土台にあると感じます

3.『我が国から海外への移住が始まって150年を迎えました

日系の人たちが各国で助けを受けながら、それぞれの社会の一員として活躍している

ことに思いを致しつつ、各国から我が国に来て仕事をする人々を、社会の一員として

私ども皆が温かく迎えることができるよう願っています』

最近話題になっている外国人労働者あるいは移民についてもっと寛容になり,多様な

文化を許容できるようにしなければ、様々な軋轢が生まれてしまうという心配が

感じられます

象徴天皇として政治的な発言をしないようにという配慮から表現には相当な工夫が

見られますが、底辺にあるのは最近の世相に対する不安感にあると思います

報道機関が意図的に除外したのか、単に時間の都合でカットしたのかは不明ですが

長いメッセージを短くまとめる時には細心の注意を持って全体の意図が損なわれない

ようにすべきと感じます