“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

フェアプレーとは何だろう

ヨーロッパのサッカー界ではプロ選手の経験のない監督やコーチが新しい戦術解析

手法を使って台頭している

一例として数シーズン前、戦術的ピリオダイゼーション理論を独学で学んだ

デ・レオ氏は映像解析チームと共同で自分たちが使っていた映像を公開した

フィールドプレイヤー20人の動きが分かる「戦術カメラ」の映像だ

ノウハウの公開は自チームにマイナスと考えるチームがほとんどの中で、あえて公開

したのは、それ自体が差別化要因ではないという事実

それでは、新しい戦術やアイデアが瞬時に丸裸になる時代に、それぞれのチームの

差別化要因は何になるのだろうか

恐らく、アイデアをチームに落とし込む能力、つまり自軍の駒に合うように最適化

する能力や日々のトレーニングを通して選手に動きを理解させる能力、もっと言えば

人材育成やコーチング、チームビルディングといった細部のマネジメントになるので

はないか

いくら前衛的な戦術の全貌が分かったとしても、所属する選手はチームごとに違う

自分のチームに適用できなければ意味がない。それは企業も変わらない

似たような経験が自分自身にもあります

ある時フェアープレイが議論になり日本企業はアンフェアーだというのです

理由を聞いてみたら上記と同じようにすでに実施していることもノウハウは企業秘密

だとして公開しない一方、他国でのノウハウは存分に受け入れビジネスを発展させ

ている

これはフェアーではない、既知の事実は相互に利用しあい、その活用のアイデアが

本当の勝負で、それには一般化されたノウハウであれ他社のノウハウであれ

それをいかに自社の組織に合った形に対応させるかが本当の競争なのだと

国際社会で競争し、生きていくためには重要な視点だと思います