“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

不思議な国、日本

発展途上国でも先進国でも改革は常に若者が主導しますが、日本では世論調査の

年齢別の内閣支持率を見ると、不思議な事に高年齢層では支持率が低く、年齢が

下がるほど支持率が高くなっています

年寄りほど改革に積極的で、若者ほど現状維持ということなのでしょうか

理由は不明ですが改革が進まない大きな理由となっています

明治維新の主役は若者、対する新撰組も若者でした

二二六事件も若手将校の反乱ですし、戦後の驚異的な経済復興も上がいなくなり

若手経営者が主役となって成し遂げました

60年代の大学闘争も勿論若手でした

事件や混乱の原因だけでなく成長企業の多くは若手経営者や若手の実務担当者が

主役となって進めてきました

それなのに、何故今になって日本では状況が一変してしまったのでしょうか

平和で生活もそれなりに安定しているからなのでしょうか

アメリカのような極端な所得格差がない平等な社会だからでしょうか

ヨーロッパのような貴族社会が存在し動かし難い壁が存在しないからでしょうか

第二次世界大戦後の社会制度の大変革が大成功したために、却って活力が失われて

しまったとしたらこれほどの皮肉もありません

団塊の世代という大波があった時代はその前の世代は津波に追いかけられている

ような錯覚がエネルギーの元になり、団塊の世代そのものはその中での厳しい

競争がサバイバルのエネルギーになっていましたが、人口圧力が減るとともに

エネルギーも無くなったのでしょうか

しかし大戦を経験した国はどこも同じような状況ですが、若者の改革への意欲は

衰えていません

アメリカでは流入する移民、ヨーロッパではEUの枠組みで多国間での移動が自由に

なり自国文化との競争があるのが原因だとすると、日本のように純粋培養した国は

強さを身につける機会を失ったとも考えられます

今やデファクトで標準となった英語を理解し、他国の人たちとの交流を増やす

ことが解決の早道だと考えられます