“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

歴史は繰り返すのではなく「韻を踏む」

著名な投資家ジム・ロジャースの言葉です

少し引用してみましょう

『最も重要なのは、変化し続ける時代の流れに合わせ、自分も変化できるように

しておくことである。時代がどう変遷しているかを肌で感じ、それに順応することだ

歴史は繰り返すのではなく「韻を踏む」

私はつねに、歴史の流れを踏まえながら、数年先を見るようにしている

歴史の流れは、先を読む力、とりわけお金がどう動くかという未来を教えてくれる

成功したければ、将来を予測しなければならない。投資家だけではない。ミュージ

シャンであれ、サッカー選手であれ、会社員であれ、どんな世界でも成功したければ

先を読むことが重要だ。私が2007年に家族でシンガポールへ移住したのも、来る

「アジアの世紀」を見越してのことである

重要なのは、「歴史は韻を踏む」ということである。これは作家マーク・トウェイン

の言葉だ。世界の出来事のほとんどは、以前にも起きている。まったく同じ出来事が

起きるわけではないが、何かしら似た形の出来事が、何度も繰り返されている

戦争、飢餓、不況、外国人迫害、貿易戦争、移民問題──。これらの問題は、形を

変えて何度も起きているのだ。

現在と類似した問題が以前どのようにして起きたのかを理解すれば、現状がある程度

把握できる。それがどのような結末になるかもわかる。よく「歴史は繰り返す」

と言うが、まったく同じことを繰り返すのではない。韻を踏むように、少しずつ形を

変えながら反復をし続けるのだ』

同じような例では、ド・ゴール元フランス大統領がある

彼はカエサル記をはじめとして過去の戦記や歴史書をほとんど暗記しており、何かが

起こると最も似ている事例を探し、その時の対処法と結果から今回は何をすべきかを

考えていたとのこと

翻って、日本の学校教育、特に歴史教育を見るとこのような観点から組み立て

られておらず、単なる暗記になってしまっている

学生が歴史に興味を持たないのも当然で、もっと工夫があっても良いのではないか

例えばマルコポーロの『東方見聞録』は中国のどの時代であり、その時に日本は

どんな状況だったのか、あるいはヨーロッパではどんなことが起きていたのか

というような時代背景が関連して勉強できれば歴史は面白くなるのではないか