ピクトグラム
東京オリンピック・パラリンピックで使用されるピクトグラムが決定したとのことですが、
最近少し違和感のある経験をしました
オリンピック競技のピクトグラムではないのですが、オリンピックに向けて 街中にも色々な
マークが増えてきました
最近毎週用事があって地下鉄日比谷駅から帝国ホテルまで
地下通路を通っているのですが、ある時とても違和感を
覚えましたが、原因はなかなかわかりませんでした
しかし、先日ついに原因がわかりましたそれが2枚目の写真です
地下からの出入り口の階段などにこのようなマークがつくようになりました。 上りが青地に白の矢印、下りが白地に青の矢印です
ところが、階段によってこの色使いが異なっているのです!
せっかく統一したデザインと色でわかりやすい表示をしたつもり
なのでしょうがどうでしょうか
標準化という概念に欠けているとしか理解できません
同じデザインでメッセージを伝えようとするなら、色、形、使い方も
含めて強制力のある使用方法をしないと努力が水の泡となってしまいます
翻って、ビジネスの世界でも日本発の世界標準が少ないことと共通点があるように思えます
共通化するまでは各社で競い合うことは問題がないのですが、一度優劣が決してしまったら
皆が追随しないと効果がありません
日本国内では標準化競争よりも各企業の独自性(囲い込みという表現)を貫くことが
なされていて、結局海外発の標準化仕様に負けてしまうということの原点をこの
ピクトグラムに見たような気がします