その218        2019/7/29に掲載

常識はずれの発想に突破口はある


『有志連合』という聴き慣れて、少し危うい感じのする話題が新聞に踊って

います

ホルムズ海峡の安全確保という名目ですがうまくできるのでしょうか


一歩下がって見てみるとアメリカも即座に呼応したイギリスもホルムズ海峡

からは遠く離れた国ですが、一方で古くから湾岸地域の石油利権で潤った

国でもあります


この海峡は湾岸諸国とイランが近隣諸国であり、またこれらの国にとって

石油は重要な資源です


このように考えると日本は友好関係を保っているイランに対しホルムズ海峡の

安全確保を依頼するという考え方ができます


イランにとっても拒否すればアメリカの主張するようにこの地域の脅威だ

ということになり、また賛成すれば革命防衛隊をはじめとする跳ね上がり

分子を抑圧せざるを得ません


結果的に軍事力なしで安全確保ができます


もう一つ、日本はこの海上ルートに大きく依存している中国や韓国、インド

にも声をかけ共同で働きかけることで日中、日韓の話し合いの糸口にも

なります

中国にとっても一帯一路構想でこの地域は重要な拠点になります


ヨーロッパ諸国も反対する理由がありませんし、これらをきっかけに

イラン核合意の再構築を図ればより安全性は増し、日本は外交上の得点を得

イランは石油の再輸出ができるようになります


実現には大きなハードルがありますが、半世紀前に日章丸が国営化した

イラン原油を買い付けることで大きな役割を果たし、またイランの日本に

対する友好的な絆の端緒にもなったという前例があります


この時は反対したのはアメリカではなくイギリスを中心とした石油メジャー

でしたが、結果的には成功したのです


日本外交の独自性を発揮する良い機会ではないでしょうか