その219        2019/8/5に掲載

英語教育の重要性


日本の英語教育に対する見直しが始まっており、小学校から英語教育をという

流れになっていますが、根本的な発想が違うのではないかと感じます


明治大正までの海外からの情報取得を目的とした文法と読解力重視から未だに

抜け出せていません

現代ではSNSを含めた情報発信、会話での意見交換が最も重要になっています

ので、文法より聴く力。話す力が大切です


私の好きなカントリー音楽ではShe don’t cryという表現は普通で、文法的

に正しい『She doesn’t cry』とは言いません

このような慣用的な話し方やリズム、イントネーションが重要で、リズムが

悪いと文法的に正しくても全く言葉が通じないことがあります


残念ながら日本の英語教育は相手に通じる英語よりも一人でじっくり読む

ことに力点をお置いてきたので、学校でもネイティブではない先生が教えて

いますのでリズムやイントネーションをつかむことは困難です


スピードラーニングの活用を考えても良いのかもしれません


もっとも、話す内容がなければ外国語のみならず、日本語でも会話は成立

しません


まずはディベートの機会を増やし、自分の意見をしっかり持ちそれを表現

することの練習が重要ではないでしょうか


選挙年齢が18歳に下がった時、投票のやり方(つまりテクニック)を教える

ような教育がありましたが、本来はA君とBさんが異なる意見を持っている時

どちらに投票するのか、その時の判断材料は何か、事前にどのような質問を

A,B両君にするのかという考え方を教えるのがことが本当の教育なのです


A君は『皆におまんじゅうを配り、お小遣いを千円あげますが、基本方針は

自分の考えに従ってもらいます』

Bさんは『みなさんから百円ずつもらいますが、みなさんの希望が実現

できるように話し合いを十分して基本方針を決めます』と言っている時

何を基準にするのか、自分の信条と差異があるのかを確かめることが必要です


『人間は考える葦』という言葉がありましたが、今の日本ではほとんど死語

になってしまったようです