“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

ポリティカルシミュレーション

かつてのホワイトハウスでは政策決定の前に様々なシミュレーションを行い戦略を

立案していました

米中関係で言えば、ある政策の立案について検討する場合、どのような反応が

あるかを中国の専門家が示し、その影響を検討しながら複数の選択肢を対案として

考慮してそれぞれの予測結果を検討してから政策を実行していました

そのために政治家のみならず、数学者や心理学者など多様な専門家が集まった

チームを編成し、このようなテクニックが一般社会にも広まっていったのです

しかし、最近のホワイトハウスの政策はこのようなプロセスを経てきたとは

考えられず、むしろ北朝鮮の方が上手ではないかと見られる場面が多くあります

日本の官邸でこのようなシミュレーションをしているのかどうかは不明ですが

あまりなされていないように思えます

官邸のスタッフは各省庁からの寄せ集めで省益を超えた、あるいは省の権限範囲を

超えるような活動はしないからです

最近の台風に対する対策でも総合的な施策が見えないのはこのためでしょう

このように日米とも政策が成り行きまかせとなり、大変危険な状況になりつつ

あります

このように漂流する世界情勢はますます昭和初期に似てきたように見えます

仮想敵国ロシアに対する防衛線としての中国東北部(満州)の権益にこだわり

結果的に対中関係が悪化してしまい、中国に対する肩入れで欧米の対日関係が

悪化し、最終的に対米戦争に突入してしまいました

今では仮想敵国の概念は国民の間では共有されていませんが、対中、対韓感情の

悪化には恐ろしさを感じます

今こそ、国民そのものが冷静になり、大人の対応をすることで危機を未然に防ぐ

ことが大切です