茹で上がりつつある茹でガエル
今の日本の状況は、ほど良い温度でゆったりと暮らしていたら、既に釜の中で
茹で上がりつつあるカエルのようです
関電、台風、大雨とこれまでに無いことが起き、根本的な解決策を考えなくては
ならない状況なのに何も議論もされず、世論も盛り上がらないのは正に茹で上がった
状況です
人は安きに流れる傾向があり、それ自体は特別非難されることはないのかも
しれませんが、状況判断は必要ですしその結果として警告を発する人が存在するか
どうかはとても大切なことです
安寧な時代に警告を発するのは誰かと言うことです
いつの時代にも、平和な時に好ましくないことを言うのは勇気が入りますし、場合に
よっては非難を浴びることも少なくありません
しかし、古今東西このように警告を発することの重要性を示す格言は多く存在します
古くはノアの方舟伝説も同様で、皆に馬鹿にされながら忠実に予言に従ったノアが
生き残ったと言うのは象徴的なことかもしれません
翻って、今の日本の課題は何なのでしょうか
誰でも承知していることとしては
*人口が減少している
*高齢化社会が急速に進行している
少し深く考察すると
*過去30年間GDPが増加していない
*技術革新力が弱体化し、日本発の新技術・新製品が減少している
さらに深く課題を探ると
*若者の歩くスピードが遅い
*与党支持率が若年層ほど高く、高年齢層ほど低い
これは何を表しているかと言うと、まさに茹で上がりつつあるカエルとなります
一言で言えば
情熱が欠如していると言うことでしょう
ラグビーワールドカップの盛り上がりを見ると情熱がない訳ではなく、情熱を燃やす
対象が見つからないと言うことでしょうが、それは各個人の努力で見付けるべきです