“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

歳を取ると何故一年が早く過ぎるのか

ついこの間正月を迎えたと思ったら、もう12月になり新しい正月を迎えることに

なります

それでは何をしてきたかというと、特に新しいことはないように感じられますが

世の中では元号が変わり、新天皇が即位し、参議院選挙もあり、ワールドカップ

ラグビーでにわかファンが急増し、吉野さんがノーベル賞化学賞を受賞し、また

悲しい事件では京都アニメーションの凄惨な放火事件、たびたび起こる高年齢

運転者の高速道路逆走事故などなど様々なことがあり、春先のことは遠い昔のこと

のように感じられます

実際に起きていることと、自分は何をしたのだろうかというギャップが大きくなり

そのことが自分のことに関しては実際の時間軸よりも短く感じてしまう原因なの

でしょうか

簡単に言えば、一年365日で実行したことが年々少なくなっているということ

なのでしょう

生涯現役という言葉がありますが、現役であれば一年が短いと感じなくなるのかも

しれません

こんなことを考えながら年末の忙しい時期を過ごしているのですが、社会全体として

も皆が生涯現役でいられるようになれば素晴らしいことでしょう

ただ、現役というのは何も『仕事をする』ということに限らず、趣味の世界でも

自分を磨くことでも、ボランティア活動でも何でも良いのではないでしょうか

問題は、そのような場がどれだけ提供されているかということです

それぞれの人が、それぞれの体力や気力や興味の範囲内で自由に選択の幅が得られる

ということが大切になり60歳だからこれ、70歳だからこれといったお仕着せは

いけません

中曽根元首相が101歳で他界されましたが、まさに100歳まで現役で活動していた

ことが元気の源だったのではないでしょうか

ある新聞記者に聞いた話ですが、中曽根さんは若い頃から『そのまま新聞の見出し』

になるような話し方をしていて、インタビューがあると時間をかけて言葉の推敲を

重ねていたそうです

このような思考行動パターンが若さを保つ源だったのでしょう

老齢化社会を嘆く前に、このような生活態度を身につけたいものです