“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

専門家とは

ニュースを見ていると、地震や火山の爆発と言った重大なことが起きたり、家庭内

暴力に端を発した事件が起きると必ずと言って良いほど『専門家』の解説が

あります

また、最近話題になっている大学入試改革での英語の民間試験導入や数学、国語の

記述式問題の導入で公平さを危惧する雰囲気になると、突然制度導入が延期になり

『専門家』に検討を委ねるということもあります

しかし、入試に関して言えば導入時にも『専門家』による慎重な検討がなされ

その結果制度が導入されようとしていたわけですから、最初の検討段階での

『専門家』と制度の見直しをする『専門家』とは何が違うのでしょうか

冷静に考えると制度導入時の検討で既に、英語民間試験導入の危うさや、50万人が

受験する記述式問題の採点を公平に行うことの困難さは十分に予見できたはずです

もし、これらのことが予見できないのであれば、『専門家』とはどんな人たちなの

でしょうか

つまり専門家のタイトルが都合よく利用されただけとも言えますし、本当は専門家は

検討チームにはいなかったのかもしれません

もしこの程度のことが予見できないような『専門家』であれば、制度設計の担当者が

箔をつけるために利用したのではないでしょうか

私たちの周りにも、様々な公聴会やパブコメ(パブリックコメント)という名の

格好をつけるための仕組みがあるのではないでしょうか

実態を見ると、江戸時代の高札がいきなり掲げられるのではなく、パブコメという

順路を通って掲げられることになったのですが、実は高札は既に墨書されていた

ということでは江戸時代と変わらないということになります

ニュースもすぐに信じることなく、常に疑問を持ち、自分の頭で理解することが

大切です

もっとも、トランプ大統領のように自分に都合の悪い報道はなんでもフェイク

ニュースと言ってしまってはいけません