正論
日経ビジネスの記事でファーストレテイリングの柳井会長の談話がありました
私が以前から主張していたことと全く同じで共感しました
曰く、完全に茹でガエルになっている
曰く、アベのミックスの成功は株価だけ
曰く、報酬制度を変えなければならない:終身雇用制度は形骸化している
曰く、憲法改正より日米地位協定の改定
などなど
主張する経営者が少なくなったのも長期衰退から抜け出せない日本の現状で、
原因の一つにサラリーマン経営者が『大過なく過ごす』ことが経営だと錯覚して
いることも、同感です
ある地域、それが国であれ一部地域であれあるいは職場であれ、の活力を測るのに
「歩くスピード」を参考にしています
30年前のシンガポールでは誰もが忙しそうに早足で歩いていましたが、10年前には
ゆったりとしていました
20年前の上海も同様で、周囲に突き飛ばされないようにしているほどでしたが
やはり10年前にはゆっくりと歩いていました
一方、シティーやウォールストリートといった金融の中心地では今でもみな早足で
日本より遥かに早いロンドンの地下鉄エレベーターも立ち止まらずに歩いています
まさに『時は金なり』です
翻って、東京の街中はどうでしょうか?
どこでもスマホを見ながらゆっくり歩いています
まずは早く歩くことから始めませんか
早く歩くということは、その先に達成すべき目的があるということです
目的があるということは、その先に希望を持っているということではないでしょうか