“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

新型コロナウイルス肺炎対応の混乱

発生元の武漢市や湖北省の対応が混乱しているのは患者数から見てある程度理解

できますが、日本での対応は混乱しています

アメリカは基地内の施設、オーストラリアはもっと過激に遠隔地にある離島での

隔離と明確に一定期間隔離しようとする意図がわかります。法的な根拠があるのか

どうかわかりませんが、法的根拠がなくても強い意思がありますし、法的根拠を

整えていたとすれば先見の明があったと言うことでしょう

今や、海外メディアも盛んに報道しているクルーズ船に対する対処は混乱の極みに

見えますし、実務的な担当者が最悪の事態を前提とした対処法を当初から考慮して

いたとは思えません

2週間隔離すれば大丈夫とタカを括っていたのではないでしょうか

そして予想外の感染の広がりを見て小出しに対策を立てるものですから全てが

後手後手になって結果的に多数の感染者を出してしまいました

3700名の乗船者のうちまだウイルス検査をしていない人が大多数なので、現状で

落ち着くかどうかもわかりません

Too late, too littleの典型ですが、日本の慣習のようなもので本格的な危機の場合

対処ができなくなること必至です

感染者が何人出たとか、検査で陰性だった人が無事に帰宅したとか、バスで

帰宅する姿を報道するよりも、本質的なことに切り込んだ分析がないことが

悲しい現実です

いまだに感染経路が不明なので、経路の特定に努力してますと言う状態で、危機管理

の基礎ができていません

危機の時、状況が不明ではあるものの状況が急速に悪化する恐れがある時は

最悪の状況を予測した上で対策を立案し、状況に応じて緩和していくと言うのが

取るべき手法ですが、そのようなことができていませんので、将来もっと深刻な

事態、例えば東海大地震の発生、が生じた時の対応が大変不安です