“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

新型コロナウイルスに対して その2 

人が集まることを極力避けて感染を防ごうという発想そのものは間違っていないの

ですが感染経路や感染の実態が不明なままでは必ずしも十分な対策とは言えません

しかし、実態が分かるのは相当先になりますので明確な対応策は打てないのも事実

です

このような時には、何をすれば良いのでしょうか

まずは、最悪シナリオの策定です

最悪シナリオで必要な対策を具体的に列挙してその準備を行いますが、不明確な

ことが多いので準備も複数トラックで行わなければならないので効率は悪くなります

そしてそのシナリオに含まれる検証項目を明示して実際との対比をおこなう

次に対比した結果から現状がどのレベルにあるのか、そしてどちらに向かっている

のかによってそれぞれのレベルに合った対策を立案し、準備するという手順に

なります

このような手法は幅広い準備が必要なので、現状認識ができたら徐々に縮小する

ことはできても初期の時間、手間とコストがかかります

しかし最悪の状況に対する備えはできますので周囲に対する不安感は少なくなります

これに対し、過去数週間のコロナウィルス対策は「それほどひどくならない」という

前提で対策が後手後手になっていますし、必要な情報収集の範囲とスピードが少なく

また遅いと言えます

その結果、不安感が醸成され市民レベルで個々人の判断による行動が更なる不安を

助長するという結果になっています

感染者数は通常のインフルエンザと比較すればはるかに少ないので、しっかりした

情報と指示があれば対応はできる筈ですが、情報不足のために行動が膨張し、その

結果さらに混乱を恐れて情報が制約されています

専門家と危機対応のできるリーダーが全権限を持って全体を統括しないと混乱に

拍車がかかりますし、明確な指示と筋道の立った説明が不可欠ですが、今回の対応は

不明確で信頼感がないためにトイレットペーパーの買い占めのような事態が発生

してしまいます

マスクについても有効性は限定的なのに公的機関の発表の場でもマスクのまま

行いますので、マスクは必要不可欠だという印象を与えてしまい、却ってリスクが

増大してしまうかもしれません

このような状況を見るともっと大きな災害の場合の対応策に不安があります