“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

明けましておめでとうございます:言葉の重みについて

先日BBCのインタビュー番組でオバマ元大統領の話を聞く機会がありました

結論から言うと、インタビューアーの質問も適切で感情的なところがなくまた

その回答も一語一語考えながら筋道の通った回答で約20分の番組でしたが大変

聞き応えがありました

質問の趣旨は回想録に沿って何が重要で、何を考え、そして今何が大切かという

ようなことでしたが言葉の選び方、論理の進め方に一貫性があり厳しく指摘する

ところはしっかりと批判し、主張すべきことはその考え方の底にある事実から

とき起こして説得するような口調でじっくりと聞くことができました

番組終了後の感想としてこのようなインタビュー番組は日本のテレビ局では

見たことがないことに気付き、かつ残念な気持ちになりました

ちょうど安倍元首相のいわゆる会見のあとだったためにより一層そのような感想を

もったのかもしれません

あらためて日本の現状を意識することになりました

混乱の2020年が明け新しい年になりましたので年初のコメントを二つ

一つは、若者の外出が減らない原因の一つとしてTVを見ないのでメッセージが

伝わらないと言うコメントがありました。デジタル化を推進している政府は他国の

首脳のようにTwitterで呼び掛ければ効果があるかもしれませんがそのような話は

伝わってきません

これがデジタル化政策の本質で特定産業育成策という側面が大きいと感じられます

二つ目は,今日の日経新聞に経済学者の宇沢弘文教授の記事がありました

経済学の新しい役割を社会との接点で求めるべきという主張をした教授で1968年に

シカゴ大の教授から突然東大に戻った当時42歳のノーベル賞候補ともいわれた

人ですが、その東大復帰後の最初の授業を受けた時の驚きを思い出しました

数理経済の授業でしたが登壇し「日本での授業は初めてで、やり方がわかりません

がシカゴ大での授業と同じにやります」と言っていきなり黒板に参考文献

(もちろん英語)を羅列し授業を始めました

次回までにこれらの参考文献を買い、熟読し、質問があれば授業でという暗黙の

前提でした

30名ほどの受講者が徐々に減り最後は15名ほどになったのを覚えていますが

とても新鮮でした

最初の話題を含めて日本の現状を意識した新年になりました