“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

唐鳳・デジタル担当政務委員

ある雑誌にコロナ対策で有名になった唐鳳(オードリー・タン)さんの記事が

ありましたが、いろいろと考えさせられる内容でした

いくつかのポイントを紹介します

民主主義について

私たちには、民主主義とは(民進党と国民党という)2大政党の争いではなく多くの

価値観を持つ人々が対話していくことだという考え方があったのです

現状の日本に当てはめると(与党と野党)の争いもなく、価値観をぶつけ合う場も

ないという状況です

メディアリテラシーについて

台湾では学校教育で取り組んでいます。教員が小学1年生に対しても、一つの

答案だけを覚えさせるのでなく、自分の考えを持つように促し、同級生と討論

させるのです

子供たちは教員の示す標準的な答えが必ずしも完全ではないと考え、自分で判断

するようになります。これを中学卒業まで続けています

日本の教育は依然としてマルバツ、つまり正解は一つという前提で全てが成り立って

いますので自分の考えをもったり、それを主張したりする訓練ができていません

国際機関で活躍する日本人が少ないのもこのような背景があります

ジェネレーションギャップについて

若年層と高齢層誰もが使えるパブリック・アクセスのためのフリーソフト

ウェアを開発し、台湾はインターネットで国民を監視するのではなく

インターネットに政府を監督する役割を求める開かれた社会を築いている

マイナンバー制度の普及が進まないように日本では上から目線の制度が

多くなっています

そしてこれらを総括してタンさんは国民が政府を信頼しているからこれらが

可能になった、コロナ対策についても個人情報を吸い上げる形で対策を実施

したが信頼感があったのでうまく機能したと述べています

最近の世論調査などを見ても現在の日本では政府に対する信頼感がほとんど

無いため同じような政策を提案しても機能しません

直近の緊急事態宣言の反応が如実に表しています

今年行われる総選挙では信頼できる人に投票しましょう