“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

BLM、トランプ、階級社会

何週間も考えた末BLM(Black Lives Matter)の日本語は「黒人も同じ人間だ」という

のが適切ではないかと結論付けました

日本では考えられませんが多くのアメリカ人(特に白人)にとって黒人や

ヒスパニックそしてアジア系も自分達と同列の階級に属する人間とは考えていません

考えていないというより生まれた時からの環境で刷り込まれているといっても良いで

しょう。自由・平等がアメリカの基本だと考えられているでしょうが、そもそも

イギリスで宗教的に迫害されていた人たちが「自由に」自分達の宗教を実践できる

ようにと海を渡って困難に打ち勝ち社会を築いてきたのです

国ができてから「自由」を求めて流入したイタリー系などは差別され、奴隷として

連れてこられた黒人も解放された後も同一レベルの人間だという認識は薄いのです

ですから変革には社会の意識とともに各個人の意識改革が必要でそれをBLMが示して

いるのです

ヨーロッパには今でも厳然とした貴族社会が存在します。彼らから見ると平民は

二級国民なのです

従って貴族の女性は平民の前で裸になるのは恥ずかしいことではないという感覚を

もっています。動物の前で裸になるのと同じ感覚と言っても良いでしょう

日本にはこのような階級社会はないと考えると理解を超えることですが、冷静に

分析すると日本でも似たようなことがあります

第二次対戦前の日本の植民地では日本人と現地人は国籍は同じでも一級国民

二級国民という差別があり、今でも正規社員と非正規社員というところに同根の

意識があります

もう一つ卑近な例を出すと技能実習生制度です。 最大5年間滞在できますが、この

資格では家族の帯同を認めていません

最近では海外駐在員でも家族帯同での一時帰国は毎年、少なくとも2年に一回程度は

認められているのに5年間も家族に会えないというのは非人道的ですが、非難する声

は大きくありません。根っこには同一の人間として捉えていない差別意識があります

トランプは無意識にこのような感覚を持つ白人層に訴えることで今でもかなりの

支持を維持しています

生まれた時の社会のあり方は自然に身についてしまいますので、変革には信念と

大きなエネルギーが必要で人類はこのような困難を何度も乗り越えて進歩を遂げて

きました

これからもみんなで意識して変革を成し遂げればより良い社会が生まれることは

間違いありません