“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

So what? Therefore

昔アメリカで仕事をしていた時によく言われた言葉です

不都合な事実があり、データを出すと

“So what ?“ それがどうした?となるので

「こうなるとこう、だから問題が起きる」と説明します、すると

“Therefore“ それでどうしたいんだ? つまり対策や行動計画を求めてくるわけです

目の前で起きていることは誰にでもわかる、その後の課題も想像がつく

しかし、それではどうしたら良いのかという提案がないと仕事をしたことには

ならないということです

具体的な手段を提案しない、できないのであれば無闇に騒ぐなというニュアンスも

あります

先日のバイデン大統領の議会演説を聞いていても、主張には具体的な方法と数字が

含まれています

一方、日本での所信表明演説や国会答弁では具体的な内容がほとんど無く精神論や

抽象論が大半ですから結果責任を追求しにくい構造になっています

出処進退を明確にして責任を取ることにつながらず責任を「痛感して」終わりです

企業の仕事も政府の仕事も結局は結果で判断されることなので、事前に具体的な

数字を表明して達成できたかどうかが明白になるようにしなければなりません

ハーバードMBAのケーススタディーでの議論は数字に基づく事実とそこから

導き出される論理的な提案の良否を競わせるものですから、このようにして教育を

受けた人たちはデータから重要な事実を把握し、そこから結論を導いだすことに

慣れており反対する場合も同じように事実に基づき論理立てて反論します

ここで大事なのは膨大なデータや参考文献からいかにして筋道立てた論理を展開

するかという事になり蓋然性の高い現状把握ができるようになります

日本ではこのような教育をしていませんので企業の経営でも政府内でも国会でも

しっかりとした議論が進まないのでしょう

「御神輿」経営と言われる所以です

COVID-19に即して言えば一日の感染者数が1,000人を超えた! So What?

保健所や病院の処理能力を超えて医療崩壊が起きる! Therefore

PCR検査や追跡は保健所の枠を超えて行える体制を構築しましょう

コロナ専用病棟を臨時に設置し、医師や看護師を政府レベルで集めましょう

これまでのコロナ対策は各個人に頑張ってくださいというだけで具体的な対策が

ありませんでしたのでここで言うThereforeの次がないのです