FIReL:有勇自提起な生活からの提案
日本にある偏見の元凶
COVID-19のデルタ変異株が急速に広まっています
という表現ではなく
新型コロナのインド型変異株が急速に広まっています
というのが日本の報道の主流です
WHOでは新型コロナウィルスは病気の原因、病名はCOVID-19と規定しています
また、発見された地域で名前をつけるのは偏見につながる恐れがあるので変異株の
呼び方をギリシャ語のアルファベットで順番につけることを決定しました
イギリス型はアルファ変異株、インド型はデルタ変異株となりますが日本では
依然として新型コロナでありインド型です
普段の生活では世界標準という概念はほとんど認められていないようです
二つの理由が考えられます
一つは日本で日本語として通じやすい名前を使う、Mac(マック)ではなくマクド
二つ目は特定の国を名指しすることで偏見につながるという意識が低いことです
BLM運動の時でもあたかも日本では差別や偏見がないような風潮がありましたが
新型コロナ感染でも、偏見につながる恐れがあるからと名前を変更したのに日本では
未だに元のまま使って不思議に感じないところに実は無意識な差別や偏見が隠されて
いるのではないかと考えます
実際、さまざまな形での差別や偏見は水俣病患者やハンセン氏病患者に対しても
ありましたし、在日のアジア人に対する差別も広く見られるところです
日本という閉じられた社会の中だけであれば隠せることはできても広くオープンな
社会になればこの様な矛盾は海外からの厳しい目に晒されることになります
先程の二つの理由は実は深く繋がっていて、自由で開かれた社会ではないことの
裏返しになっています
先日のオリンピック開会式演出に関する解任劇でも、今の日本でホロコーストが
どれほど認識されているのでしょうか
テレビニュースで日本在住イスラエル人のコメントが心にこたえます
『広島、長崎の原爆被害を笑いのタネにしたらどう感じますか?』
『日本にばかりいないで海外に出ていろいろな体験をしたらどうですか』という
コメントは全くその通りです
もっと海外に目を向け、海外からの眼もしっかりと受け止めることで真にオープンな
社会が築けるでしょう