明るい話題
コロナ感染の広がりや一向に庶民を顧みない政治が蔓延する世の中で少しでも
明るい話題を見つけようとしました
これが結構難題でベランダに椅子を持ち出し、ゆっくりとしながら考えたの
ですが一筋縄ではゆきません
2、3日前に新聞に藤井二冠が初防衛に成功したと言う記事がありました
これまで苦手としていた豊島竜王に初戦の敗北以降四連勝で防衛とのこと
テレビの画面でもコロナも世の中の閉塞感にも無関係に淡々として将棋に
打ち込む姿が爽やかで、これが一つの回答かと思った次第です
つまり、外部の雑音に囚われず自分のできることに集中することが大切だと
言うことを示しているのではないでしょうか
最近の情報過多の時代、とかくあちこちに話題が散ってしまい自分の本分は
何なのであろうかと言うことを忘れてしまうところにも厭世観が醸成される
原因があるのかもしれません
翻って自分自身を考えてみれば、所詮犬の遠吠えのように世の中のことを
憂えても自分のできることはほとんどない中で厭世観に浸ってしまうのは
結局自ら隘路にはまっているようなもので、こんなバカなことはありません
自分にできること、政治の世界で言えばしっかりと候補者を見極めて
『より悪くない人に』投票する、そしてよく監視し次回の選挙では再びその
候補に投票するのか、或いは別の候補者を探すのかと言うことの繰り返しで
長い間には徐々に世の中の雰囲気が変わってくるという希望を持つこと
ケネディー以降のアメリカ大統領選挙では『より良い候補者』を見つけるより
『より悪くない候補者』に投票しようと言うのがポスト(Washington Post)や
タイムズ(New York Times)の社説です
大統領選挙も理想を掲げるよりも相手の欠点を徹底的に攻撃し、TV CMでも
自分の主張よりも相手の欠点を攻撃するようになり『より良い候補者』が
見つけにくくなった時に大手メディアが掲げた主張です
このように考えると、明るい話題とは自分に自信を持ちより悪くない選択肢を
積極的に採用することだと思う次第ですが如何でしょう