貧乏な国、日本を救う道
日本では何が起こったのか? ほとんど成長はせず、1990年には名目GDP
(国内総生産)で米国のおよそ54%、中国の約8倍であったものが30年
たった2020年には米国の24%、中国の34%と急激に低下し相対的な
国力は大きく変化してしまいました。まさに『失われた時代』でした
日本が停滞している間米国は年平均3%、中国は11%の成長を遂げました
労働生産性の低下、少子高齢化、公的債務のGDP比の悪化など主要な
経済指標を捉えても主要先進国の優等生的地位から劣等生に転落しました
21年のジェンダーギャップ指数では世界120位(世界経済フォーラム
156カ国)、報道の自由度では世界67位(国境なき記者団、180の国と
地域)にランキングされており、社会的指標においても劣っています
「アベノミクス」は象徴的です、株価を上げ、円安で輸出産業を潤し
ましたが大企業の内部留保が大きく拡大しただけで、労働賃金は増えず
需要は拡大されず、デフレは続き、国民経済に進展をもたらすことは
ありませんでした
輸出産業の多くがすでに生産拠点を海外に移し、為替フリーの経営に
転換しているので円安=輸出数量増には繋がらず、ドルベースの収益が
円換算値で増加しただけなので国内の社員への還元は限定的です
商売としての政治屋を排し国家観のある政治家による政治が必要な時
ですし革命的な改革が必要です
参議院改革、党議拘束見直し、解散権限定、参考人招致ルールなどなど
マックス・ウェーバーは、資本主義による近代化が市場と行政に人を
囲い込むことを『鉄のおり』、それによる人の振る舞いの劣化を
『没人格化』と言いました。だから彼は、政治家だけは命を賭して社会
の運命を切り開く覚悟が必要だと考え、学問を修めた国民たちがこう
した政治家を生み出す土壌になると言いました
政治家も共同体で育ちますが、日本では共同体がぼろぼろになってしまい
このような土壌が干からびてしまっています