“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

選挙の争点は?

今回の選挙の争点はなんでしょうか

今の日本が置かれた状況を考えると、成長の必要性や再配分政策など

どこが政権を取っても必要なことですから争点にはなりにくいのです

また30年間の低迷した経済を考えると、急激な経済政策の変更は百害

あって一理なしです

今の急務は30年間停滞していた経済活動を上向きにすることですが

そこに至る道にはいくつかの選択肢があり、選択肢の提示が政党に求め

られており、どの選択肢が将来に希望を照らしているのかが重要です

世界的にみて一人当たりGDPと比較して圧倒的に低位に甘んじている

のはジェンダーギャップであり、生産性の低さであり、少子化であり

多様性の無さといった点です

 ジェンダーギャップを解消するための方策をどのように提示しているのか 

 生産性向上のためにどのような産業政策を取るのか

 少子化対策としては将来の希望をどのように提示するのか

 多様性には移民政策や外国人労働者の受け入れが含まれますが、どの

   ようにして達成するのか、それに伴う混乱に対してどう対処するのか

 また、人口構成の変化によって従来の年功序列型賃金処遇制度は破綻

   しており、雇用再調整のための既存労働者に対する公的な教育訓練の充実

   その間の賃金補償など欧米ですでに行われている施策を参考に日本型の

   制度設計をどう作るのか

特に野党はこのような政策提示と争点提示を行うことが重要ですが

今のところ相変わらずのイデオロギーと組織率が2割程度しかない

支援団体の利害による主張しかできていません

これでは希望は見えず、社会の中で存在感が小さくなってしまった若年層

の政治への関心は高まりません

国会議員のなかでもこのような問題意識を持ったごく少数の人はいます

政党にとらわれず、『良識の府』に相応しい人を応援したいですし、

少しでも可能性のある人を選択することが必要なのでしょう