“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

再び:政治にマーケッティングを(2)

世の中の常識では日本の人口は将来1億人を切り高齢化がますます進行する

というものですが、この常識を見直し人口増加を目指すこともできます

60年代のフランスは人口が減少し学生闘争で緊張していましたがド・ゴールが

再登場して大改革をしました

その中身は『Participation(参画)』をキャッチフレーズにした大胆な若手の

登用と様々な改革でした

そして産業界は日本を見本に『フランス版所得倍増計画』を唱えました

それから半世紀、今のフランスは人口も増加し、経済も立ち直りドイツと

並んでEU内で主導的な地位を保っています

ド・ゴールの大改革と若手の登用が見事に実った結果です

第二次世界大戦でイギリスからレジスタンスを指揮しアルジェリア戦争を

収束させ圧倒的人気がありましたが、この改革では学生をはじめとした若手の

主張を正しく理解して改革を指導しました

『自由・平等・博愛』というフランス革命の精神が今も生きていて家庭の半数

は夫婦ではなくパートナーですが子供は全く問題なく学校にも入れますし

家族手当や教育費補助も支給されます

自由な選択をして生きていても社会的な差別がない環境ができているから

比較的高い出生率を維持し、経済も成長しています

これを習えば、日本の野党は以下のような政策を提示し賛同を得たらどうで

しょうか

もっと明確に夫婦別姓や女性の社会的地位向上のための諸制度

パート労働者の正規化

退職金制度に代わる確定拠出年金の拡充で転職が不利にならないようにする

転職者に対する2年程度の所得保障付き再教育プログラムで雇用の流動化を

促す

大学等への研究費補助を大幅に増額、地方税の拡充で国からの紐付きなしで

自治体が使える予算を大幅拡充し予算編成では財務省主導ではなく各省庁

ごとに予算総額を割り当て、内容は各省庁で決定する

これらによって国の役割を縮小、減量化し地方自治体での人材確保を促す

国民がなんとなく持っている不満感あるいは満たされない感覚を政策として

提示することで理解が得られれば浮動票の大部分を吸収し結果的に高い投票率

を実現できるのだはないでしょうか