その338       2021/11/29に掲載

眞鍋さんのコメント

『日本は調和を重んじる社会、そういう社会では暮らしにくいのでアメリカに

います』


インタビューを見ていると、とても慎重に言葉を選びながら外国人にも真意が

伝わりしかも変な誤解を与えないように、そしてユーモアを交えたコメントで

関心しましたし自分自身と重ね合わせ心に残りました

 

30歳代の大半をアメリカで過ごし私自身も似たような感覚を持っていましたが

やはり転職のリスクよりも現状維持の環境を選択し、日本に帰ってきました

しかし、やはりこの国は暮らしにくいことに変わりはなく、変な期待をする

よりもこの環境の中でできるだけ自分に正直に生きてきたつもりですから

他人から見ると昇進を望むわけではなく、かといっていい加減な仕事をする

訳でもなく、時には権威に盾突き仲間と完全に同化することもなくというのは

不思議に見えたことでしょう

 

典型が大人数で食事に行ったときによく現れます

誰かが何を食べるか決めると大概は『私も同じもの』となり結局何人いても

一つしか選ばないという現象です

 

実はアメリカでも似たような経験がありセールスマネジャーの集まりで

四人1テーブル、フランス料理の店でしたがウェイターはフランス語訛りの

英語を話しメニューはフランス語風

誰かが肉料理を頼んだら残りの二人も同じ物、最後の私が『魚もあったよね』

と聞いたら『XXX』がありますという答え、それではそれをと頼んだら

先程の二人ももう一度メニューを聞きなおし結局3つのメニューに落ち着き

ました

 

アメリカでも同じだなと感じた時でした

 

こんなこともあって日本での私への評価は常に肯定5割、否定5割で

出世はしませんでしたが、楽しく思い通りの仕事ができたと思います

 

やはり、日本の社会がもう少し変わらないとこれから世界に伍して行くのは

難しいでしょう


『藍は藍より出て藍より青し』という言葉がありますが今のままでは実現は

難しくなり、それは同時に停滞を意味します