“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

中国のEV販売数が日本の国内販売数を超えたことの意味

中国の新車販売台数は日本の5倍以上ですがそれでもEVだけでも日本の総販売

台数を超えたことの意味は大きいですしその意味することをしっかりと把握

することが大切です

中国のEV車は安いが航続距離が短いし品質も高くないのでそれほど日本に

とって脅威では無いという報道があります

しかし、携帯電話やPC,古くは造船などでも見られた現象で「日本の技術力」

に対する過信が結果的にシェアを失いそして産業そのものが衰退してきた

過去の歴史を再び見ることになりそうです

中国や韓国が圧倒的な生産量で低価格を維持したまま品質を向上させ市場を

席巻するという姿はこれまでと全く変わりません

しかし、上記の話題は広がりを持って検討されず今後急速に日本の自動車産業

が衰退することを見逃しています

原因はどこにあるのでしょうか?

技術に対する過信もあります、世界の趨勢を見損なっていることもあります

今は利益が出ているという現状維持の意識も高いのでしょう

嘗てソニーの盛田会長は「最もヒットしている自社製品を超える商品を作れ」

という発破をかけていました「ヒット商品を陳皮化させる商品開発」が合言葉

になり現状に甘んじないようにしていたのだと思います

自動車産業を見てみましょう

EV化は誰がみてもこれからのトレンドでドイツと共に品質と技術で世界を

リードしてきた日本ですがEV化では遅れてしまいました

PHVの存在が自らの革新を止めてしまったようですPHVは素晴らしい技術

ですが省エネの技術であって脱炭素化の技術ではない上複雑で高価になって

しまいます

政府が思い切って脱炭素に舵を切り産業界の反対を押し切ってでもEV化政策

進めていたら状況は変わっていたかもしれません

自動車産業界も将来の見通しを見誤りました、曰く「EV化は徐々に進む」と

盛田流の発想で言えば「世界のトップクラスにいるからこそ現状を変革する

新技術を開発してトップを維持するのだと」

ここでも現状維持から抜け出せない日本があり利益率の低い部品産業に活路を

見出さなくてはなりません