“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

人は変わるのか?

「変節」という言葉がありますし「あの人は変わった」という表現もあります

ので変わるということに対して否定的な意味合いが強くあります

しかし。養老孟司さんの著書にはこのような一文があります

「世の中の動きが速くなり情報もどんどん変わると言うのは間違いで,一度

発信された情報は変わらないが次々と新しい情報は出てくる

それらの情報を得て人間の方が変わるのだ」

その通りだと思います

ここで大切なのは、人は変わってもその人が発信する情報の基礎になる思考

に変化があるかどうかです

思考が変化しなければ新しい情報を取り込んでも基本線は変化しないでしょう

もし、変化するのであればその理由を明示すれば良いのです

その理由の妥当性でその変化を評価できるからです

一言で言えば、思考の元になる情報が変化しないのに考え方が変わって

しまったらそれは「変節」ということになります

反対に思考の元になる情報が変化しているのにその情報を基礎にした考えが

変わらないのであれば情報を正確に捉えていないのか、あるいは情報に対応

できていないことになります

ドッグイヤーと言われてから久しいですが、近年の我々が生活する環境の変化

は凄まじいほど変化していますので、それらを正確にキャッチし、対応しな

ければなりません

中世には存在が信じられていた「魔女」を現代でも信じる人はいません

つまり人の考え方は事実を見たり、科学的な証明で変わっていくものなのです

これは政治家にとっては大変重要なことで、この基本が崩れてしまったら

有権者は何を基本に政治を請託するのか分からなくなり、最悪金銭的な見返り

があるか無いかという次元のことになります

政治家の言動が変わる、過去の主張と違う場合何故変わったのかその理由を

聞く、それが首尾一貫していれば変化を受け入れる

それがIntegrityという言葉です

幼名があり元服後の名前があり成長して名前と実力が一致して名実ともに

一人前となる時代がかつての日本にはありました

今はどうなのでしょうか