フォークソング
TVで懐かしい60-70年代のフォークソングを立て続けにやっていました
齢70を超えるシンガーが声量は無くなったとはいえ元気に歌っている姿を
見てふと思ったことがあります
それは、何故たった10年だけフォークソングが流行ったのかということです
プレスリーやビートルズに刺激を受けたことは間違いありませんがその他
PPM(Peter Paul & Mary)やボブ・ディランの影響もあり時代背景としては
ベトナム戦争、それに反対するベ平連、更には60年代後半の大学闘争も影響
しているのでしょう
そしてベトナム戦争が終結し、大学闘争も悲惨なあさま山荘事件でほぼ終結し
時代の流れとしては平穏さと落ち着きを求めるようになりました
もう一つ戦後ベビーブーム世代が20歳になる時期とも重なっており、爆発的な
人口増加が変化を促したこともあるようです
振り返って現代はどうなのでしょうか
一方でウクライナへのロシア軍侵攻がありますが、日本では人口が年々大幅な
減少に転じ、表面的には政治・社会的な大きな課題もなく時代背景は大きく
異なり新たなフォークブームが到来する兆しは全くありません
最近のニュースはウクライナ問題、そして知床での遊覧船事故など何日も
同一テーマで全テレビ局が足並みを揃えそれ以外のニュースは何もないが如く
感じられます
一度振り返って冷静に全世界を見渡して何が重要なのか改めて考えることも
必要に思いますしもっと継続的にそして分析的に状況判断しないと小さな
殻に閉じこもってしまいそうです
60-70年代を振り返るとフォークソングを歌いながら世の中の矛盾を明確に
意識していたような気がします