茹でガエルの鍋は45℃
高度成長の時代は長く入っていても気持ち良い38℃、リーマンショック後に
41℃に跳ね上がりましたが水を入れれば多少下がる可能性はありました
しかしただ我慢してしまったのでアベノミックスで本当は42℃になったのに
体感的には40℃に下がったような錯覚に陥り、今回のウクライナ戦争による
資源高と円安の直撃を受け45℃にまで跳ね上がりました
まだ死ぬほどではありませんがかなり熱い温泉療法のようなもので長く入って
いられません
問題は現実と認識の乖離がひどくなって短時間の温泉療法だという認識に欠け
ることで長く続くと危険な状態です
このままでは気がついた時には身体が動かず茹でガエルの鍋から出ることが
できません
誰かの助けを待つことなく、裸のままという羞恥心を捨ててまず安全な鍋の
外に避難する必要があります
最早水を足して温度を下げる限界値を超えてしまっています
それでも後10年ぐらいは喘ぎながらも熱さには耐えられますが、それを
過ぎると悲惨な結果を見ることになるでしょう
鍋から逃げ出す最後のチャンスをそれぞれの判断で行うことが必要で
ここでは美しい協調精神は妨げにはなりますが助けにはなりません
何故ならば皆一様に同じ鍋に浸かっているからです
さあ、最後のチャンスを掴んで鍋から外へ出てみましょう、そこには想像も
しなかった別の世界が広がっている筈です