“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

Métro, Boulot, Dodo

地下鉄、仕事、寝るという意味のフランス語で普段の単調な生活を表す表現

ですが、夏休みは最低でも5週間連続してとりしっかりとリラックスする

のもまたフランス人の特徴です

お盆の期間になりましたが日本ではたった3日間、江戸時代の盆暮の休みと

ほとんど違わない状況です

もちろん有給休暇の消化率も100%ではなく文字通りMétro, Boulot, Dodo

生活を続けています

生産性の向上とか、仕事の質の改善とか言われ始めて長い時が経ちますが

その変化は遅々として進まずどんどん世界から取り残されています

学校の夏休み期間中に5週間とは言わずせめて2週間でも連続して家族全員で

休暇が取れるようになり、日本全体が同時に休むのではなくそれこそ時差で

休暇を取ることになれば混雑の緩和にもなり、また平日に休暇が取れる人は

夏休み以外でも積極的に長期休暇を取ることを推進すれば宿泊施設や観光施設

も平日の稼働率が高くなりそれこそ生産性は向上し、また値段も少し安く

できるようになりますので Win-Win の状況が作れます

最近言われ始めたJOB型雇用ということになれば全員が職場にいる必要性も

薄まり、休暇も取得しやすくなります

ただし、JOB型雇用というのは「働き方改革」ではなく「働かせ方改革」だと

言う認識をしっかり持つ必要がありますし、現状ではそのような管理のできる

管理者が育っているとは考えられませんので、このまま進めると単なる

労働強化にしかなりません

その意味ではまず経団連などが自己責任でしっかりした管理者教育をすること

その前提としてしっかりした経営者教育をすることが必要です

最近の情報では日本の労働組織率は15%程度で伝統的に労働組合の強い

ヨーロッパは勿論アメリカよりも低くなっており労働組合からの上記のような

要求も出てきません

ここまで考えると残念ながら経団連を解体しない限りこのような体制構築は

困難でしょう

ここでも戦後高成長期の岩盤体質を打ち壊す必要性がありそうです