諸悪の根源は電通?
オリンピックのスポンサー企業のあり方が話題になっていますが、報道の論調
は有力理事とスポンサー企業の不透明な関係に集約されています
しかし、全体の構図を見ると電通の存在が大きく関わっており元電通の役員
であった理事が力を持っていたということがわかります
オリンピックに関わらず多くの官庁主導のビジネス、特に補助金ビジネスに
電通が多大な力を持っていて、そもそもアイデアを電通が役所に提案して
予算化されているので実施段階で委託先に選定されるのは当たり前、そして
実際の業務は二次、三次、四次委託先にばらまかれそれぞれの段階で一定の
手数料が抜かれているという構図があります
役所の規定では再契約は禁止されているのですが大規模事業を実施できる
企業が限定されているという理由で実際には数段階の再契約で大きな手数料
が中間マージンとしてお大手企業に支払われ税金の無駄遣いになっています
ここでも電通は大きな力を持っているのでやはり問題の本質はこのような制度
の運用にありますがしっかりメスを入れた記事は皆無でマスコミの責任は
重いと感じます
マスコミが記者クラブを通じて発信者側の意見垂れ流し、足で稼いで深く
考察した記事が無いことで我々はことの本質から遠ざけられています
国民一人一人が自ら多岐の情報源を持ちそれらを組み合わせることで自分なり
の意見を持つことが大切で、学校教育もこのような雑多な情報から意見を集約
する論理的思考、懐疑的思考を教えるべきでしょう