“明日は何を新しく始めますか?”
これができれば目標管理は間違いなく成功する

TGVは貨物列車も走る

正確にいうとTGVが走っている線路には貨物列車も走っているということです

TGVは日本の新幹線のような専用路線ではなく元からあった線路も活用し

一部専用線を建設してフランス全国ネットを構築したので在来線区間では

貨物列車も走っています

高速列車と低速の貨物列車を並行運転するダイヤをどの様に作成しているのか

TGVの走らない夜中の時間帯は貨物列車という振り分けなのでしょうが実際

には昼間も貨物が走っています

私が旅行中に乗ったTGVでも貨物列車とすれ違いました

日本の場合、新幹線は在来線とは線路規格が違うのでフランスの様には行き

ませんがそれでも普通列車や貨物列車を切り捨てることはできません

知恵と勇断と慣例からの脱却が必要です

新幹線ができてからいつも感じていることですが、並行する在来線が廃止

あるいは第三セクターに移管されることに違和感を感じています

例えば新幹線の駅は少なく特に最速列車は途中駅にほとんど止まりません

一方で在来線は多くの駅に止まり通学や地域のニーズに対応してきました

同じ鉄道でも存在意義と目的が異なるのに何故新幹線が開通すると在来線が

廃止になってしまうのでしょうか

鉄道とか郵便は道路と同じく社会的インフラですから採算性のみで判断する

べきではなく全体を維持するためのコストをどのように社会全体で負担する

のかという観点が必要です

票になる道路は交通量の少ない場所でも立派なものができるのに票にならない

鉄道は切り捨ててしまい結果的に鉄道輸送ができなくなった時慌てふためく

のでしょうが時すでに遅しということになるのでしょう

車窓から見る景色についてある時外国人から「郊外はどこから始まるの?」

聞かれたことがあります

町を過ぎれば人家のほとんどない畑や牧草地があるというのが彼らの常識

なのでどこまで行っても田んぼもあるが点々と人家がある風景というのは

不思議なのでしょう

社会的インフラの整備に対して非効率な環境だといういことで、このような

ことを踏まえて誰がどのようにコストを負担するのかという発想が必要です