再び選挙を考える
今週は統一地方選挙第二弾で町村議会選挙ですが前回よりも更に無投票の
傾向があります
今回は選挙期間がわずか1週間なので選挙公報が配られても期日前投票は
その前から開始されていて判断基準は名前と所属そして選挙ポスターの顔程度
しかありません
選挙期間が長いとそれだけ費用がかかるということなのでしょうが地域密着
程度の高い地方議会選挙こそ長い選挙期間でもっと候補者の主張がわかる
ようにすればもう少し関心も高まるのではないでしょうか
そのためには単に大きな音で名前を連呼するだけの選挙ではなく意見交換が
できるような工夫も必要になるでしょう
例えば選挙カーは禁止、辻説法を拡大したような顔の見える選挙活動の推進
そのための場所の提供、アメリカのような住民集会、住民からの質問を
受け付けるご意見箱の設置等々アイデアは沢山ありこのような工夫が各自治体
で競い合うようになれば少し地域内の課題認識や解決にもつながるのでは
ないでしょうか
草の根民主主義の原点をもう一度復活させることで次第に国政レベルの政治に
関する意識も変化するかもしれません
単に「投票に行きましょう」と呼びかけるだけでなく為政者側も工夫が必要で
地域によるアイデア競争が起きれば地方の活性化につながるかもしれません
ふるさと納税制度は税制のあり方として褒められるものではありませんが
各自治体が知恵を出して寄付金を集めようとして様々な試みが出されています
日本人は想像力や独創性に欠けるという一般認識がありますが決してそんな
ことはなく歴史を紐解くと世界に誇れる新しい試みがされてきました
これらのパワーを解放することが真の意味での改革ではないでしょうか
WBCで見られたように実力を信じればまだまだ衰退する国ではないでしょう
それらの基礎となる地域住民による普段の生活改善に参加する機会を増やす
ことが一番大切です