日本語の良さと限界
日本語は世界の中でも難しい言葉として知られています、まず文字が3つも
ある(漢字、ひらがな、カタカナ)ことです
我々日本人は何の疑いもなくこの3種類を使い分けていますが初めて日本語を
習う人には使い方のルールを覚えるだけでも大変です
また多くの言い回しで主語がありませんので誰が言っているかは周辺情報から
類推するしかありません、これも初めての人には大変です
一方で古くは漢書であり江戸時代には西洋文化の導入のため多くの書物が
日本語訳されました、最も有名なのはターヘルアナトミア(医学書)でこの
苦労話は誰でも知っています
明治維新後は様々な書物が日本語訳され自国語で読める書籍の数は世界有数で
高等教育も専門教育も日本語で可能なことは日本の教育水準の高さに表れて
います
しかしグローバルな視点から見ると限界も見え始めています
プログラミングは基本的に英語ベースですし近年のChatGPTも基本は英語です
またCNNやBBCといった報道機関は世界中にネットワークを巡らせ即時に
世界のニュースを伝えてくれますが英語ベースの放送です
日本語に訳すスピードが世の中の動きに追いつかず徐々にトップランナーから
話されこのままでは周回遅れになってしまいますが、高等教育まで日本語で
できるメリットが逆に壁になり始めています
今よりゆっくりとしたスピードで世の中が動いていた時代は翻訳する時間的
余裕がありましたがDof Year➕インターネットの時代には追いついていかれ
ません
そろそろ限界を意識して改革しないと世界から取り残されてしまいます
外国人がこんなに難しい日本語を会得するメリットはほとんどありませんので
日本人が日本語と同時に英語や中国語を会得しないと置いてけぼりになる
ことは必至です
このような危機感を持っている政治家、経営者、学者そして一般市民が
どれほどいるのでしょうか
因みに周回遅れは見た目は同じところを走り競合しているように見えますが
実は圧倒的に遅れているのです、惑わされないようにしないといけませんね