マイナンバーとマイナンバーカード
マイナンバーを巡って課題が次々に表面化し総点検ということになりましたが
個人情報の正確さの総点検ではなく制度そのものの仕組みと目的、情報フロー
の総点検が先決でしょう
1.そもそもマイナンバー制度は何が目的だったのか?
写真付き身分証明書なのか情報の一元管理のツールなのか?
2.写真付き身分証明書が必要なのはどんな場合か?
これまではどうしていたのか、どれだけの問題があったのか?
3. 情報の一元管理であればカードは必要なく番号があれば良いのでは?
4. 一元管理された情報の入ったカードを持ち歩くことのリスクは?
リスク管理はどのようになっているのか?
更に運用面での課題も多々あり解決されていません
保険証で明白になったように認知症の方の運用面での指針が不明確
暗証番号無し確認証を発行するならそもそも個人の確認は現行制度でも十分
ではないか
実際に使用するあらゆる場面を想定したワークフローを描き不備がないか
どうかの検証をするのはシステムデザインの基本的な要素なのにそのような
「点検」をした様子がありません
DX化が遅れた役所が机の上で大雑把に考えただけのシステムのように見え
不備が出るのは必至です
システム設計の仕様書ができていなければまともなシステムができないのは
至極当然なのでやはり「総点検はシステムデザインそのものについて実施」
すべきと考えます
マスコミ報道も表面的なミスに終始し基本的なシステムデザインの不備を
指摘できていません
マスコミもDX化が遅れているということでしょうね
嗚呼、宜なるかな